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検証アメリカ500年の物語 (平凡社ライブラリー―offシリーズ)
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 58907 位
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これ1冊で知米派になれる
親米派・反米派でなく知米派を増やしたいと語る著者は、私たち日本人がどれだけアメリカという国を理解しているかはかなり心細いという。せいぜい第二次大戦後の超大国としてのアメリカの姿しかしらず、アメリカは建国以来ずっと軍事大国・経済大国であり自由貿易の国であるという錯覚に陥っている人が多いという。それゆえ本書がそのような錯覚を正し、客観的にアメリカの歴史を見つめるのに役立ってほしいと語る。ただタイトルが「500年の物語」となっているのだが、建国時代のことがらについてはさらっと触れるだけで、分量的には現代史のほうに力点が置かれている。あくまで現代アメリカ社会を理解するために最低限知っておくべき歴史という趣旨で執筆されたようだ。
私自身も建国から200年しか経過していないアメリカには学ぶべきほどの歴史はないと思いがちだった。ところが本書を読んでみて、その短い歴史の中にも多くの教訓や知っておくべき点があることを教えられた。たとえば、1987年のブラックマンデーとして知られる株の暴落によって、多くの金融機関が不良債権を抱えて倒産した際、その後始末として破綻した金融機関の経営者に対する責任追及を徹底的に行った結果が、1990年代のアメリカの長期好況をまねいたこと。この時の責任追求は身内に甘い日本社会では考えられない厳しさだったようで、1000人以上が実刑判決を受け損害賠償額の合計が11億ドルにものぼったという。著者は真珠湾攻撃の際に、宣戦布告が遅れるというミスで、日本人はアンフェアな国民だという負のイメージを生みだして国益を損なった、当時の大使館関係者がその後まったく責任を問われず逆に出世している事実を例に挙げて、日米の違いを明確にしているが、まさしくその通りだと思った。
読みやすいアメリカ現代史の本です!
猿谷先生はこれまでも数々のアメリカ史の本を書いていますが、この本の最大の特徴は現代のことが多く書かれていることです。現代史を書くことは難しいが「歴史家は逃げてはいけないのだ。」この言葉には感動しました。同時多発テロ後の、まさに現代のアメリカについて読める貴重な本です。是非読んでください。
アメリカ史を理解する良き入門書
著者は本邦における米国研究の第一人者で、私のような素人にもわかりやすく米国の生い立ちを簡潔にまとめ、今日の米国の素顔を浮かび上がらせようとしている。ある社会を理解するというのは外国における日本への理解を考えてみてもなかなか困難だと思う。2005年のはじめのNew York Timesの書評にWhat made America?として書評が掲載されていたが、電話、映画、コンピューターの発明などがあげられていた。本書は米国の政治を中心とした歴史を紹介していると思うが、たとえばなぜ現大統領が再選されるのか、といった米国あるいは米国人の背景について、など増補されることを期待する。
平凡社
この一冊でアメリカの歴史がわかる!―アメリカの政治・経済・社会・文化のすべて アメリカの歴史―テーマで読む多文化社会の夢と現実 (有斐閣アルマ) アメリカの小学生が学ぶ歴史教科書 すごい! 「アメリカの歴史」 (PHP文庫) アメリカの20世紀〈下〉1945年~2000年 (中公新書)
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